2017.06.04

まだ醒めない。「蜘蛛女のキス」



*「蜘蛛女のキス」のネタバレを含みます*

おはようございます。
まだまだ魂抜かれたままのたまりですけども^^;
最後、自分たちの「その後」を語るヴァレンティンのキラキラした笑顔が浮かんで
だから余計哀しくなって落ち込んでしまって
慌ててLIVEの映像をセットして、オレンジにウケて大笑いしてるグリーンを観て
「ああ、よかった」とホッとする…という本当にヤバいことを本当にやりました(爆)。
前回の「大倉くんと高橋くん」で、カーテンコールの時に我に返って恥ずかしい、
って言うてはったけど…分かる気がした。
観たほうがこれだけ引きずるんだもの。
反対にあれだけ切り替えられるなんてすごい。
やはり「違う」んだと思いました。
大竹しのぶさんに聞かれ時も「全然引きずらない」て言うてたのも思い出して
ホッとしました。引きずってたら、大変^^;

舞台に行った日、劇場から出たその足で本屋さんに向かい原作を買い
家に帰るまでの間に貪るように読みきりました。
さっきまでの2人を文章でなぞりながら。
翻訳された本は「合う合わない」が激しいですがこれはとても読みやすかった。
その直前に舞台を観てたというのもあるんだろうけど、分かりやすかった。
原文はスペイン語で残念ながら読めないけど、でも、すごくいい訳でした。
「蜘蛛女のキス」、タイトルだけは以前から知ってました。
その時代のことを読んだ時か何かに、遭遇した。
作者のプイグも、日本ではそんなにかもしれないけど欧米ではすごいから。
舞台を観た日は、前夜ドキドキでほとんど眠れず、そのまま観劇して
その後も原作を一気に読み…なのに帰宅してからも眠れず、
仕方ないからネットでプイグについて色々検索してました(爆)。
英語だと結構出てきたからまた読みふけってしまった…って、
ね、ホンマに「やられてる」でしょ(爆)。
彼の公式自伝が出てる(英語)と知って、買おうかと思ってるくらいです(笑)。
なぜなら、ヴァレンティンもモリーナも、作者の一部だからです。
政治的な問題で亡命して一生を外国で過ごした同性愛者。
だからもっと知りたいと思ってしまった。

昨日の記事に、たくさんの方からメッセージを頂きました。
メールやコメント。そして拍手やランキングクリックも、たくさんありがとうございました。
も~~~正直「恥ずかしい!」の一言ですけども^^;
だけどねぇ。自分で読み返してまた思い出して「じ~ん」と来たりして…
あああ。ホンマにイッてしまっている(爆)。
大倉君カッコよかったぁ~とか、なんかそういうのじゃなくて
(いやもちろんそういうのもあるんだけど)
とにかく「ヴァレンティン」が魅力的でした。
前半、まだ元気がある頃はも~癇性で生意気で理屈っぽくて!
この頭でっかち坊ちゃんめ!てモリーナじゃなくても思うんだけど(笑)。
でも後半弱っていくにつれ、悶え苦しむ姿に凄まじい色気を感じました。
病的で退廃的で、でも壮絶なほどエロティックでした。
エロティックと言えば、ベッドシーンは結構生々しかったけど
何て言うか。エロい!という単純な言葉で片付けられなくて
どちらかというと「結ばれた」という感じでした。
精神の結びつきが肉体で表現されたような。
もう心も身体も限界。やっと心が通じた唯一の人とも離れてしまう。
一生ここから出られないかもしれない。明日殺されるかもしれない。
そんな極限状態での2人がああなったのは自然なことだと思いました。
お互いの存在を確認し合う方法。
変にぼかすのではなく生々しさを伴うことにより
余計に「生」を感じました。
あの瞬間あの2人に必要だったのは思想でも食べ物でもなくて
ただお互いが生きている、という確かな繋がりだったんだ、と…

モリーナは…いじらしくて可愛らしくて、ウザい女でした(笑)。
ヴァレンティンじゃなくても「頼むから黙っててくれないか」って言いたくなるわ(笑)。
でもあの表現力。
自分が観た映画をあれだけ事細かに、表現豊かに話せるのは
それだけ情感豊かで繊細な性格の持ち主だと言うことです。
だからヴァレンティンも心を許した。
いっけいさん上手だったなぁ。本当に女性だった。
テーブルクロスを広げる指先から、椅子にチョコンと腰掛けるその足元まで。
映画の話をしてる時ヴァレンティンに「誰に共感してるんだ?」と聞かれ
「もちろん主人公の黒豹女よ!私はいつも主人公よっ!」と胸を張るモリーナ。
ちょっと滑稽なシーンなんだけど、胸がズキッとなりました。
社会の「つまはじき」として生きてきて…映画の中の美人女優に自分を重ねて
夢を見てきたんだろうな。
ヴァレンティンに「アンタ、付け足して誇張してるのか!?」と怒られてたけど
あれは付け足しでも誇張でもなく、モリーナの痛切な「願望」の表れだ。

愛する人には愛されない、真の友と呼べる人もいない。
自分を愛してくれる母親は病気で側にいられない。
そして、母の側に帰るために今目の前にいる美しい男を陥れる手助けをしている。
辛かっただろうなぁ。
でも最後は愛する男のために「生きた」から。
「主人公」になれたから。
ヴァレンティンと結ばれた後
「自分がいないみたいな、あなたしかいないみたいな気がした」
と言うモリーナ。後で、「なんか似たような言葉を聞いたことが」って思ってたけど
昨日思い出しました。
イギリス人作家エミリーブロンテの「嵐が丘」という作品で
主人公のヒースクリフを愛しているキャサリンが言う台詞。
I am Heathcliff. (私がヒースクリフなの)
he's more myself than I am. (彼は私以上に私なの)
なんか…こうして文にすると「どっひゃー^^;!」て感じですが
あの日舞台上での「2人」を観ていた私にはとても自然に「入って」きました。


ああ、また取りとめも無く恥ずかしい話をグダグダと^^;
昨日の記事、「ありがとうございました」と言って下さる方がたくさんいらして。
こちらこそ読んで下さってありがとうございました、なんですけど^^;
すごく嬉しかったです。ありがとうございました。
もちろん、作品そのものは私の駄文なんて、足元どころか
地球の反対側にも及ばないくらいの破壊力なんですけど
それを少しでも「吐き出せ」て、よかったです。
あ、そうそう。この舞台、大倉君といっけいさんの「2人芝居」なんですけど
モリーナにスパイを命じる「所長」役としてもう1人男性が出てるんです。
出てる、と言っても私たち観客には椅子の背面と、かすかに見える後頭部しか
分からないんですけどね。
カーテンコールの最初の1回だけ出てこられて、小柄な方だったことにびっくり。
も~~~モリーナを怯えさせてヴァレンティンを苦しめて
こんの鬼畜やろーーーー!とムカついてムカついて仕方なかったから(爆)。
「2人芝居」だけど、演出家さんやスタッフさん含め、
全員で頑張ってこそのこの素晴らしい作品なんですよね。
そういえば、パンフレットまだ封を開けていません。
なんかもったいなくて…  ←出た!謎の「もったいない」病^^;
でもマグカップは使ってます。
大倉君のような長身の男性が使うにはぴったりだけど、私には少し重い。
それが反対になんか嬉しい。  ←あかん、もう終わってる

それにしても、今日もロンドンでテロのニュースがあったじゃないですか。
それを観て思いました。
「蜘蛛女のキス」が世に出た頃は、作者プイグ自身も亡命者の身で
彼の故郷アルゼンチンでは「ヴァレンティン」がそれこそ数百、数千人もいて。
そのずっと前から今この瞬間まで戦って戦って、数え切れないほど亡くなって、
それで世の中どうなったの?って。
なんかホンマ、色々考えさせられましたわ。


今ふと気付いたけどもう日曜日の昼を過ぎちゃったんですねぇ。
明日から仕事かぁ~なんでや~~(爆)。
とりあえず今日はまだ魂抜けたままでいることにします(笑)。
皆様もよい日曜日をお過ごし下さい^^


そして、コメントを下さった皆様へ。
たくさんのメッセージ本当にありがとうございました。
嬉しかったです。
お一人お一人にお返事したかったのですが、今はまだ現実に戻れていないので、
今回は失礼させて頂きます。
でも、本当に嬉しい言葉ばかりでありがたく読ませて頂きました。
当分この「熱病」は続くと思いますが
それでもよろしければまた気軽にコメント頂けると嬉しいです^^
私にとっては本当に大事な作品になったので
それを共有出来るのが、とても幸せです。


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